「闇を知る。」

倉本聰スペシャルを思わずメモをとりながら見る。
倉本さんが考える1960年代の生活と現代についての話。
写真におけるデジタルとフィルムの話にもどこか繋がると思う。


デジタル写真がいいとか悪いとかではなく
自分はフィルムにまつわる「時間」がただ好きなんだと思う。
モノクロ現像やプリントも 作業自体はうかれてやったためしなどなく
腰を上げるまでだいぶ時間がかかるほど。
それよりも 
好きな音楽をかけながら珈琲を飲みつつ
暗闇の中、たった一人で作業をする時間。
誰も知らない自分だけのあの空間。
それが好きなのだ。
いくらお金がかかっても効率が悪くても
そっちのほうが好きなんだからしょうがない。
東京とか賞とかの欲が少ないのもそのせいか。



「批評と想像 どちらが大事ですか?」BY 倉本氏